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社長メッセージ

代表取締役社長 佐藤 雄一
代表取締役社長 佐藤 雄一

社長就任5度目の皐月について思うこと

サクラも散り、目にも鮮やかな新緑の季節到来です。さわやかな風が吹き心地よいこの時期、建設中の新大学図書館の敷地にはかつてドミトリーがあり、その入り口の藤棚が紫色の花をつけていたことを思い出しました。さて、思い起こせば2020年6月の社長就任から早5年近くになります。この間、新型コロナウイルス感染症、ロシア・ウクライナ戦争やイスラエル・パレスチナ戦争などの長期化により様々なものの価格が上昇し、我々の生活に大きな影響を及ぼしています。弊社もこれらに大きく影響を受け、検査の価格は抑えられているのに、使用する試薬やプラスティック製品などの価格が大きく上昇しており、厳しい経営状況が続いております。検体収集機能を有しない弊社として、この状況を打開するには他の施設ではまね出来ない新たな検査項目の追加、特許の取得などが必要かもしれません。

最近、臨床検査技師養成校でも定員割れの話を聞くようになり、調べてみると2024年度の入学者が定員割れした4年制の私立大学は345校で、全体の59.2%となり過去最高となったとのこと(日本私立学校振興・共済事業団調べ)。約6割の大学が定員割れを起こしており、特に中小規模の大学で深刻な状況とのことです。18歳人口の減少などが影響しているとみられるが、いよいよ本格的な大学淘汰時代に突入し、今後は経営が悪化する学校法人が相次ぐことが予想されるとのこと。大学も他との差別化を図る必要があり、近年ただでさえ仕事量が増えている教員の負担が一段と増えそうで危惧されます。

先日、ネットフリックスで劇場版名探偵コナン「100万ドルの五稜星」を見ました。函館が舞台で、五稜郭、函館山、金森レンガ倉庫、旧函館区公会堂、海に向かって真っ直ぐに伸びる坂道で有名な八幡坂など観光スポットが盛りだくさんで、さらに函館朝市やハンバーガーで有名なラッキーピエロなども登場し、函館出身の私にとって懐かしいアニメでした。五稜郭での満開のサクラも登場しましたが、五稜郭タワーから見る五稜郭の星形に沿って咲くサクラは一見の価値があります。今が見頃かもしれません。

社員一同、風を受け空を泳ぐ鯉のぼりのように、真っすぐに検査業務に勤しんでおります。今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

令和7年5月1日
(株)北里大塚バイオメディカルアッセイ研究所
代表取締役社長 佐藤 雄一

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